無印良品のカレー。種類が沢山あり、定番から個性の効いたものまで様々。
最近自宅で仕事をする日が増えたので、このときの昼食を中心に淡々と食べた記録を取っていこうと思いました。
動機
無印カレーの実食比較レビュー記事はネットでも多々見かけますが、全種類開けて「ペロッと舐め比べて」評価程度みたいのばかりで普通に食事した形跡の見えるものが殆ど無かったのと、単純に評価が自分の好みと合ってないのでは?と感じたので、自分でやろうと思いました。半分自分の備忘用なので、好みの差で参考になるかはお約束できません。
評価方法
・「ご飯と合わせ食事として食べる」ことを大前提とする。ご飯は自宅の炊飯器で炊いたものを使用する。
・調理方法はレンジアップのみ。
・満腹感で評価がブレないよう、ご飯1合用意して、勢いで食べる2種(「小さなカレー」パックを含む場合は最大3種)までの評価とする。なるべく辛いカレーを後ろのほうに食べる。
・あまり味の成分を分析するような食べ方をしない。要はフツーに食う。
私のカレーの好み
・トロみが強いよりはちょいシャバシャバ気味が好き。
・割と辛めが好き。
・自宅で作るカレーなら肉はチキン派。ニンニクを入れたい。二日目にはチーズとカラアゲを乗せたい。
・でもココイチもC&Cも辛さはデフォルトでいく。
・週に3回カレーでも余裕。
レビュー(2019年1月時点:全33種類で一旦更新完了)
※随時ツイートを貼り付けて追加。ハート10段階評価のイメージです。
バターチキンカレー
— 赤祖父 (赤ソファ) (@akasofa) October 1, 2018
❤️7
無印カレーの基準点にして王者。トマトが強く粘土も高めと自分の好みとは離れてるがそれでも旨い。鶏も良い。辛さはマイルド。油と味が強く家のカレーの違って連食はきついかも。#無印カレー pic.twitter.com/2jTrXifNYi
ごろり牛肉のスパイシーカレー
— 赤祖父 (赤ソファ) (@akasofa) October 1, 2018
❤️5
濃厚な味を辛さで締めてる。苦みみたいな隠し味が結構主張強い。牛肉も存在感強いが味も含め食べ疲れするかも。全体的に男の子。これがカレーじゃなくビーフシチューだったら良いのになと思ったりした。#無印カレー pic.twitter.com/wm1aOKC0Um
パニールマッカニー(カッテージチーズのカレー)
— 赤祖父 (赤ソファ) (@akasofa) October 2, 2018
❤️1
チーズがご飯と致命的に合わない。普通のカレーにとろけるチーズ乗せたほうが幸せになる。辛さも控えめ、濃いルーなのでチーズドリア的な要素のほうが強くなる。リピは無いなー…。#無印カレー pic.twitter.com/oGSgJUwU1v
チキンとごろごろ野菜のスープカレー
— 赤祖父 (赤ソファ) (@akasofa) October 2, 2018
❤️6
レトルトでここまで具を沢山入れたのは素晴らしい。スープのパンチがやや弱めだけど段々辛くなる。カロリー控えめなのは嬉しい。ジャンル違いだけど定期的に買ってもいいかな#無印カレー pic.twitter.com/TdmqIAo21F
プラウンマサラ(海老のクリーミーカレー)
— 赤祖父 (赤ソファ) (@akasofa) October 9, 2018
❤️6
家のカレーや一般的なレトルトカレーなどから変化球が欲しいときに丁度良い味変になる。たまに買ったり味比べのラインナップに悪くないと思う。#無印カレー pic.twitter.com/oo1AJlsTpE
ジンジャードライキーマ
— 赤祖父 (赤ソファ) (@akasofa) October 9, 2018
❤️6
パンチの強い辛さと味。これもバターチキンを軸にした変化球のひとつとしてかなり良いサブの位置づけな感じ。かなり辛いので苦手な人は全くだめかもだけど。#無印カレー pic.twitter.com/8yFy9CAI4q
ダール(豆のカレー)
— 赤祖父 (赤ソファ) (@akasofa) October 19, 2018
❤️2
豆感が凄いので食べ応えはあるが好き嫌いは分かれそう。自分は何もこんなに入れなくても…という感想でした。辛さはあまり無し。#無印カレー pic.twitter.com/FTsTJvgHoP
3種の唐辛子とチキン
— 赤祖父 (赤ソファ) (@akasofa) October 19, 2018
❤️8
かなり辛いけど旨味も風味もしっかりあって美味しい。汗が噴き出るけどあとを引く。個人的にはバターチキンより好き。#無印カレー pic.twitter.com/z3Cy9e1koT
豚肉と玉ねぎのカレー
— 赤祖父 (赤ソファ) (@akasofa) October 23, 2018
❤️8
無印カレーの多彩なラインナップの中でザ・ベタなカレーなので何となく店で選びにくいが、王道で高次元にまとまってて美味しい。特に肉がイケてる。バターチキンが無印カレーの顔だが、実力はこちらのほうが上では。#無印カレー pic.twitter.com/rjYjWERnrI
マッサマン
— 赤祖父 (赤ソファ) (@akasofa) October 23, 2018
❤️6
個人的に好きなシャバシャバ系。見た目の割に辛くないがスパイスは感じる。変化球系カレーとしてはリピありです!#無印カレー pic.twitter.com/KZmySoaNfJ
ココナッツチキン
— 赤祖父 (赤ソファ) (@akasofa) October 23, 2018
❤️5
甘さがまず来て後から辛さがくるやつ。美味しいけどご飯との相性がちょっと…な感じ。どっちかというとナンで食べたい。#無印カレー pic.twitter.com/EAz3EEC83N
キーマ
— 赤祖父 (赤ソファ) (@akasofa) October 30, 2018
❤️6
無印カレー人気上位。期待に応えるキーマ感。バランスが取れていて安定の美味しさ。個人的にはもうひとつパンチが欲しいが万人に薦められると思う。#無印カレー pic.twitter.com/EuAoQzg1oX
プーパッポン(蟹と卵のカレー)
— 赤祖父 (赤ソファ) (@akasofa) October 30, 2018
❤️5
カレーっていうかカニ玉じゃん!と思うが、カレー。シャバシャバが強め。あまり辛くはない。カニ玉だがちょっと旨味も感じにくいのか…?#無印カレー pic.twitter.com/Q0AmFmCs09
サグチキン(ほうれん草とチキンのカレー)
— 赤祖父 (赤ソファ) (@akasofa) November 1, 2018
❤️5
美味しいけど、言うほど青野菜があまり主張しないようにも思える。緑がかった見た目は食わず嫌いを誘発するかも。#無印カレー pic.twitter.com/0r9ubEIdvf
シチリアレモンのクリーミーチキン
— 赤祖父 (赤ソファ) (@akasofa) November 1, 2018
❤️4
若干の酸味が感じられさわやかなカレー。スープストックとか食ってる人に好まれそうという偏見。辛さはほぼ無し。#無印カレー pic.twitter.com/ywgNrRvyhe
国産りんごと野菜
— 赤祖父 (赤ソファ) (@akasofa) November 1, 2018
❤️6
お子様でも食べられる味だが、大人の味覚に耐えられないという意味でなくキチンと美味しい。富士そばのカレーみたいな感覚で他の料理と一緒に食べるのもいいかも。#無印カレー pic.twitter.com/lhUfRrgSeG
グリーン
— 赤祖父 (赤ソファ) (@akasofa) November 5, 2018
❤️6
汗が出るほどかなり辛め。下手なタイ料理屋のタイカレーより旨いかも。旨味も風味もあるがやはりグリーンカレー独特のクセは好み次第かと。#無印カレー pic.twitter.com/hfRtHx3RJT
イエロー
— 赤祖父 (赤ソファ) (@akasofa) November 5, 2018
❤️8
意外な伏兵。けっこう好み。辛さもタイカレー的クセも控えめで門戸が広く、かつシャバ系だが旨味も具もしっかりしている。リピありです!#無印カレー pic.twitter.com/vGDy6zuOyP
フォン・ド・ボーのビーフカレー
— 赤祖父 (赤ソファ) (@akasofa) November 14, 2018
❤️5
十分美味しいけど、「いかにもレトルトカレーにありがちな味」にまとまっていて結果的に平凡に感じてしまうのが残念。敢えて無印で買う理由が見当たらないような…。#無印カレー pic.twitter.com/VsxC3E2BC5
スパイシーチキン
— 赤祖父 (赤ソファ) (@akasofa) November 14, 2018
❤️7
スパイス感がしっかりあって辛旨。王者バターチキンとは好みや気分で選びたい。私はバターチキンよりこっちが好きですね。#無印カレー pic.twitter.com/pkYhvz0RFg
プラウンモイリー(海老のココナッツカレー)
— 赤祖父 (赤ソファ) (@akasofa) November 20, 2018
❤️6
さわやか酸味系だが後からちょっと辛みもでる。自分の舌には合わないかなと思ったがこれは結構良い。プラウンマサラとともにたまに食べるローテのひとつに選びたい。#無印カレー pic.twitter.com/237cq53osk
根菜のスパイシースープカレー
— 赤祖父 (赤ソファ) (@akasofa) November 20, 2018
❤️5
青唐辛子系の辛さなのでちょっとクセがある。辛いのと具沢山なのは好みだけどそこがなぁ〜という感じ。根菜の良さは出ている。#無印カレー pic.twitter.com/idIoZIIwlb
牛ばら肉の大盛りカレー
— 赤祖父 (赤ソファ) (@akasofa) November 27, 2018
❤️5
やや辛めだが味はオーソドックス。男の子が好きそう。無印らしさは薄まっている。個人的な好みだけど牛肉のカレーが低め評価になるんだ…ごめん。#無印カレー pic.twitter.com/w2pDEJGG2x
パラックパニール(ほうれん草チーズカレー)
— 赤祖父 (赤ソファ) (@akasofa) November 27, 2018
❤️4
緑色の葉物の感じのクセがある。やっぱりこのチーズはご飯に合わないなあ…。#無印カレー pic.twitter.com/7RKFLWWlmb
ジンジャーパネン
— 赤祖父 (赤ソファ) (@akasofa) December 4, 2018
❤️5
ジンジャー感はよく出ている。やや辛みもあるがそれより甘みを強く感じる。汁っぽいルーは好きだがちょっと甘みがありすぎかも…。#無印カレー pic.twitter.com/TXLxIfq3jS
アメ色玉ねぎの野菜カレー
— 赤祖父 (赤ソファ) (@akasofa) December 4, 2018
❤️7
まったく辛くない。けど旨味も風味もしっかりあって美味しい。家で作るカレーにかなり近い気がする。子供にも良いけど大人でも弱ってるときだとこれ欲しくなる感じかも。#無印カレー pic.twitter.com/Q3iIsnCqrk
たけのこと豚肉のカレー
— 赤祖父 (赤ソファ) (@akasofa) December 12, 2018
❤️6
たけのこの存在感かすごい。例のほうれん草系シリーズなのでこのルーがダメな人はダメだと思うが、たけのことの相性はなかなか良かった。#無印カレー pic.twitter.com/xhAhRMvl3M
ビーフカレー
— 赤祖父 (赤ソファ) (@akasofa) December 12, 2018
❤️5
ザ・レトルト!な安定感の味だし、どっかにOEM供給してorされてそうなパッケージなのはなんでだ。具の存在感が無いのが他の無印ビーフカレーと異なるところ。美味しいのは美味しいけどね。没個性。#無印カレー pic.twitter.com/MFkgz98viM
ごろごろ野菜と豚ひき肉の大盛りカレー
— 赤祖父 (赤ソファ) (@akasofa) December 18, 2018
❤️7
あまり辛くないがカレーの旨味はしっかり。具が大きくて手作り感あり、レトルトっぽさが無いのが良いが逆に普段のカレー感が強く特別感はないかも。でも好き。#無印カレー pic.twitter.com/zGcK6s2w1F
マトンピアザ(マトンと玉ねぎのカレー)
— 赤祖父 (赤ソファ) (@akasofa) January 8, 2019
❤️8
マトンらしいクセはあるが他にない個性があり、かつ美味しい。旨味も辛みもしっかり。カレーの割に低カロリーなのもポイント高い。無印カレー界の代表のひとつと言って良いのでは。好きです。#無印カレー pic.twitter.com/LCkpcx2efF
チャナマサラ
— 赤祖父 (赤ソファ) (@akasofa) January 11, 2019
❤️5
自分はひよこ豆が基本的に要らないので、それを名前に冠してるくらい豆。とはいえカレーとしてはバランス取れていて美味しい。「ダール」よりは豆率も低いし。#無印カレー pic.twitter.com/SrAfU6ffg8
キーママタル
— 赤祖父 (赤ソファ) (@akasofa) January 11, 2019
❤️5
キーマカレーにしては辛みは強くなく、しかしスパイスと肉の感じはしっかり。しかしグリンピースの存在感が必要以上に強いかも。辛さが苦手な人ならおすすめかも。#無印カレー pic.twitter.com/sVvJgVssMi
クリーミーバターチキン
— 赤祖父 (赤ソファ) (@akasofa) January 18, 2019
❤️6
要するに甘口のバターチキン。とはいえ別方向の味付けで濃ゆい。子供とかにも良いのかも…?パワフルな味付けなのでたまに食べると美味しいと思う。#無印カレー pic.twitter.com/Zdud0WE4Wd
総括
無印カレーの一人レビュー、それは自分との対話の日々であった。
全種類を一気に開けて、ペロッと舐め比べてレビューする、それもひとつの方法だろう。しかし我々はほぼ基本的にカレーは食事として、ご飯やナンなどと一緒に食べたりする。だからそういう風にレビューしないとわからない、もっと言えば自分の好みとレビュアーの好みが一致しているのかもわからない。じゃあ自分でやろうというのが第一にあった。ここでの評価がご覧頂いている方の好みと一致するかはわからない。ただ、ここに書いてあるものはある一人の人間で軸をブラさずに評価した、そういう点は感じ取って頂けると思う。買い物や食事の際の多少の参考材料になれば嬉しい。
今回の評価方法として、一番人気のバターチキンを基準に置くという方法を採った。他のカレーのポテンシャルがわからなかったので、これを10段階中7の評価と置き、上下の幅を意識した。ただそもそもの性格が違う多種多様なカレーがあることはわかっていたので、数字そのものよりはやはり味の印象をしっかり書きたかった。
ただ、そんな目安程度の10段階評価で、バターチキンを越えるものを結果として4つ選出することになった。
・3種の唐辛子とチキン
・豚肉と玉ねぎのカレー
・イエロー
・マトンピアザ(マトンと玉ねぎのカレー)
これが8の評価となった。これらは自分として強くオススメできるカレーである。そして、強いてお読み頂いている方へのベストオブベストを挙げるとするなら、
豚肉と玉ねぎのカレー
を推したい。また、味覚が現在の自分に近しいだろうなと幾つか食べて感じたのであれば、個人的推しとしては
3種の唐辛子とチキン
を推したい。(こちらは辛みが強いのでダメな人にはまるでダメだろう)
ただ選出の内容を見る限り偏りがあるとも自覚するところだ。本来であればグリーンカレーとかスープカレーなど傾向の違うカレーも是非楽しんで欲しい。自分の感覚では上記の評価6以上であればほぼ誰もが美味しい!と思うと思っていて、5以下だと好みが分かれていくイメージだ。カレーだけにからい評価を付けたカレーも幾つかあるが、それを美味しいと思う人の人格否定するわけではないのでそこはどうか飲み込んでください。
王者バターチキンが何故無印カレーの王者たるかもわかった気がする。すなわち、無印バターチキンは「王者であるが王道ではない」。
つまり、「家のカレーに対する」変化球なのだと思う。多分バターチキンの味を家で再現するのは不可能だ。家カレーのマンネリに対しては、とてもいい角度で落差を付けた味わいだ。そこらのレトルトカレーでも追いついていない。
上記で推した豚肉と玉ねぎのカレーは、家カレーの方向性だ。多分、家カレーを散々食べて飽きた人が食べてもさほど感動する落差が無いかもしれない。
そういう意味で、「わざわざ無印良品で」「たまに」「ちょっと高いレトルト食品を買う」という前提条件が付くと、バターチキンの王者になるのかもしれない。なのでバターチキンは「総当たり戦をしたら一番強くないけど、トーナメント選では優勝する」みたいな選手という感じだろうか。散々言ってるけどそれでもめちゃめちゃ美味いですけどね、バターチキンも。
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これからも無印カレーの新商品がバンバン出ることを期待して、出たら食べてはまた追記をしていきたいと思います!
(ちなみに総額1万円以上かかってますよ多分)
(一旦おわり)