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赤いソファを知ってるか 青いソファを知ってるか

コミュニケーションの事故

少し前、自分のTwitterでこんなことがあった。

 

登場人物

・赤祖父

・フォロワーAさん:鍵アカウント。相互フォロー歴半年程度。

・フォロワーBさん:オープンアカウント。相互フォロー歴10年超(Twitter以前から)。

 

前提

・フォロワーAさんとBさんはぼくに対して細々した不満の有無は不明だが、少なくとも大きな敵意は無い。たまにリプライもやりとりする。

・フォロワーAさんとBさんは一切接点なし。人物を相互理解していない。

・Aさんのツイートは鍵のためBさんには見えない。

・BさんのツイートはAさんから見えるが、フォローしていないためぼくのRT経由やたまたま発見した場合に見える(はず)。

 

経緯

・ぼくがBさんのとあるツイートが気に入って、RTをする。

 内容は「●●という属性の人に惹かれがち」というような内容。ニュアンスとしては、例えば胸が大きいとか足が細いとかそういう容姿面ではなく、「●●に所属の人」とか「●●の店員の人」くらいの、根拠の無いイメージとしてのあるある的な人的傾向がでがちな職の人、と捉えていただきたい。具体的なものはボカすが、そこには性的な見方の問題や差別的な意味は無いし、Bさんはそういう意図は皆無で言ったとぼくは思っている。

(具体的に書けば納得いただけるはずだが、ここを具体的に書かない理由は後述)

 

・ぼくがそれをRTしたので、AさんはBさんのツイートを見る。

・Aさん苛烈にキれて、Bさんの批判を展開。おそらく上記の「そういう意図は皆無で言ったとぼくは思って」の部分に「意図があった」、すなわち男根的思想であるとか、ルッキズム的だとか、そういう感じと捉えたのでは……と推察。

 

・ぼくはAさんのキレっぷりが不愉快になる。Bさんをそんなに悪く言う必要は無いだろうという点、Bさんの視点に「そういう感じあるあるだな」と同意していたので自分も否定された感覚になった点、など。

 

・ぼくはAさんに対してブロック&即ブロック解除を実行する(強制リムーブ)。それ以降、Aさんのツイートはこちらからは見られなくなる。再フォローされた様子は無し。ただしぼくもオープンなので普通にフォロー等なしでも見ることはできる。今も見ているかは不明。

 

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多分、Aさんからしたらいきなりぼくから一発退場ブロックくらって、気付いたら居なくなっていたからそのときは何で?と思ったかもしれない。 上記のキレ方がこっちからすると逆になんでそんなに?というほどだったので結構不愉快ではあったが、Aさん全体を嫌うほどではなかった。気持ちや機嫌の揺らぎの範囲だと。

また、具体的なBさんのツイート内容を書かないのは、「本人が気付いていないから」、だ。先の構図を説明したとおり、「AさんがBさんをメッタメタに批判したこと」はBさんからは全く察知できないし、多分今も知らない。でももしここで具体的なツイートの内容を書いて、この文章を読んだら自分のことでは?と気付くかもしれない。それは無駄に不愉快な感覚をBさんに与えることになるだけである。だから書かない。

 

「いやいや、ヒドいこと書いてたんでしょ」と想像してきかない方に関してはリプライくれれば答えをDMしてもいいです。絶対そこまでの話ではない(ぼくの感覚では)。

またBさんにそこまで感情移入しなくてもいいと自分で自分について思ったりもする。ネットで知ってる期間は長いが、別に取り分け仲が良いわけではない。自分が批判されているわけではないのだから放っておけばいいのだ。しかしそれができなかった。自分はBさんにやたら親しみを一方的に持っているのだろうか。

 

Aさんはぼくのアウトプットしたものを色々と褒めてくれたとても自分にとって良い人だ。上記の点だけを除けば全然嫌いではない。とても有り難い存在である(あった)。謝ったりするルートが無いわけでもないが、そもそも自分は何も悪いことをしていないのでなんだかそういうのも変だし……で今に至る。

 

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多分こういう瞬間瞬間の事故というのはいくらでもあって、自分がリムーブしたりされたり、多々その瞬間、そのタイミング、そのときの機嫌、色々なものが重なった結果かもしれない。冷静になってみたらまったくなんでそうなっちゃったの、みたいなことも多いと思う。ぼくが一番入り浸るのがTwitterだからそれを例にしたが、他のSNSやLINEなどでもそうかもしれない。

人間関係はあるときにケンカしてあるときに仲直りしてとか、本来はそういう揺らぎのあるものだ。なのでぼくはSNSの挙動はあまり深刻に受け止めないようにしているし、受け止めないで欲しいと願うところである。

 

(おわり)