光景ワレズANNEX

赤いソファを知ってるか 青いソファを知ってるか

自分を題材に書かれたフィクションを読んだ感想

界隈のひとしかよくわからない話を書きます。

 

ハイエナズクラブのメンバーであり(←これ強調)、指圧師でありライターである斎藤充博さんが同人誌を作成しました。

 

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書いてあるとおりの内容なのだが、詳細は下の記事に詳しいです。今回先行入手したので早速目を通した次第。

nlab.itmedia.co.jp

 

この本の中の1作品は、斎藤さんではなくてぼく(赤ソファ/赤祖父)とズッキーニさん(ハイエナズクラブ会長)、それとマンスーン君(オモコロのバーグハンバーグバーグ社員であるが、ハイエナズクラブのメンバー。←これ強調)が出てくる。斎藤さんが元々自分を素材にするというテーマで作った本だが、なぜか結果的にその主旨にタダノリしてしまったのだった。書いてくれたのはこれまたハイエナズクラブのメンバーであるくみこさん。ハイエナズクラブ同人誌のほうの編集もしていただきました。

 

 

ふつう、ぼくのような一般人をそういう材料にすることはないと思うし、されるほうもされる経験などあまりないと思う。だってニーズが無いから。でもそれが良くも悪くも同人誌である。それにしてももうちょっと名の知れた人を扱った方がマーケティング的にはアレだったのではないか。調子に乗ってるみたいで申し訳なさすぎる。

 

原稿チェックも依頼されましたが、本というカタチになって取り返しがつかなくなってからじゃないと読むのが怖かったのでノーチェックでOKを出しました。そして今に至るわけです。

 

感想は一言でいうと「なんてリアルなの…」というところ。面白かった。くみこさんがぼくに対して元々持っている(知っている)情報、ぼくの書き物などから収集した情報、想像で書いているところ、敢えて味を付けたところ、そういうのは書かれている側だから手に取るようにわかる(フィクションだし、別に作者も当てに来ようとはしていない。念のため)。この本を手にする方の7割くらいはぼくのことなど知らないはずだが、それでもそういう人間がいるのだなあという感触は抱けると思う。なんだろうなこの感覚は。自分の再現ドラマとか見たらこういう感じなのだろうか。

 

著名人だとネットやマスコミにあることないこと書かれたりしたりすることは日常茶飯事なのだろうが、同じ単なる憶測で書かれたものであっても多分「全然ちげぇよバーーーーーカ」っていうのから「あらら大体あってるあってる」みたいな評価のものまで千差万別だろう、と。人間は残念ながらそれほど個性にバリエーションのある生物ではなく、だいたいある程度生きていると他人の思考や行動パターンもなんとなく見えてくるもので、そういう意味ではぼくという人間をよく捉えられてしまった上で味付けされているので、まあ感服しました。ハイエナズクラブのことを知っているとより楽しいと思いますが、そうでなくても、とある中年たちのやりとりのワンシーンという意味で楽しめるかもしれません。

 

上記の本、第二回ウェブメディアびっくりセールという即売会にて買えるようです。

portal.nifty.com

 

よろしかったらハイエナズクラブの同人誌も一緒にいかがでしょうか。

なおハイエナズクラブの同人誌ですが、こちらもかなり自信をもってオススメできます。ぼくはSNSを題材にした創作の文章を書きました。マックで聞いた創作実話です。よろしくお願いいたします。