「この買い物が良かった!」みたいな話になるとどうしても家電やガジェット類とか、育児アイテムとか新しい掃除用具とかになってしまいがちだけど、私がここ数年推しているオススメのアイテムといえば「花」です。ほんとに。情弱の貴様らに私が花の良さをピックアップしてさしあげるから心して読むように。
花はキレイ
多くの人は花を本能的にキレイと思い、怖いと思う人はナイトスクープに克服の依頼を出す昨今であるから、醜いものよりキレイなものが部屋にあるほうが良いに決まっているのである。
花は豊かさ・余裕さを確かめさせる
花は生活必需品ではない。一部チューチュー蜜を吸える花もあったりするが基本的には観賞用の買い物である。そういうものにお金と、買うという行為自体の時間、それから買って、飾って、見て、いずれ枯れたら捨てて、という一連のサイクルに自分という有限のリソースを費やすこの余裕。ふと1秒だけでも気が抜けたらそれでいいのだ。ネットでイヤなニュースとか炎上してるバカとか見てるくらいだったら花を眺めよう。繰り返すが私たちの人生に与えられた時間は有限だ。
花はコスパに優れる
送別会とかのためなどで花をお使いで買った経験くらいしか無い人は、花ってかなり高いというイメージを持っているかもしれない。それはそういう花束を作ってもらうので当然だが、実際ちょっと一輪ざしくらいに…ということであれば100円から全然買える。買っても数日で枯れてしまう…というお悩みは敢えて言うが愚かである。桜が一年中咲いていたら桜は桜なんですか? という例を挙げるまでもなく、花の命は儚いのであるし、スマホゲーのガチャで500円が7秒で溶ける世界なのだから、1週間楽しめればそれで十分なのである。
花を愛せる人はカッコイイ
タモリが以前「花鳥風月を愛でるようになったら男は終わり(自分がそっち側に行ったという文脈で)」と言っていてとても納得した。確かにそうなのかもしれないと。なぜならば男性性的な意味で段々と衰えを感じる一方で、やはりそういったジャンルに多少なりとも感心が出てきた自分がいたりするからだ。ただ、そんな自分は置いといての話としても、草花や動物に詳しい人ってカッコヨクないですか? 自分はめちゃめちゃ憧れるので図鑑とか最近子供のために買っていながら自分のために読んだりもするのです。チューリップとヒマワリと桜くらいしかわからない男よりはマリーゴールドとかコスモスとかボタンくらいはパッと見てわかる男になりたくないですか。
花はコミュニケーションを媒介する
例えば貴方が突然恋人に花をプレゼントしたとしよう。「どうしたの?」という会話になる。当たり前だ。そしてそのとき、きっと相手は笑っている。それが花である。
これがいつも食べているガムとか、あるいはプレゼント然とした身につけるモノなどだと、それはプレゼントなのだからスッと「どうもありがとう」で終わる。これだけでも力があると思わないだろうか。
花はやっぱり意外に喜ばれる
少なくともおれは嬉しいか嬉しくないかで言えば嬉しい。
花なんか貰っても花瓶もないしすぐ枯れるし嬉しくない、という人は本当にそうなのか自分に2万回問いただして欲しい。それはやせ我慢、強がり、美少女アニメの主人公みたいなクールなオレ気取り、要するに自分にウソをついていないか? と考えてみて欲しい。
花は枯れるからいい
プレゼント的な話だと、マジでゴミみたいな邪魔になってメルカリにも出せず、後で「アレどうした?」のプレッシャーばっかりかけられるようなプレゼントくらいだったら「枯れたから」で捨てる口実の逃げ道を用意してある花のほうがまだ相手にとってはマシではないか?
花は意外に売れている
売れているものは必ず売れている理由がある。まして専門店が貴方の街にも恐らくあって、そして潰れない。なぜだろう。自分がまったく花を買わない人生だったとしても、その理由に辿り着くことが永遠に無いとして、それでいいのだろうかとか思いませんか。
花は良い
今日、私の息子(4歳)が「花を買っていきたい」とねだってきた。なぜと問うと、「お母さんが(病気なので)元気になるように」という。おい「いや薬買えよwwwww」みたいなブコメとかつけるやつ、お前の血は何色だ。
息子(4歳)が私に花を買ってくれと言ってきた理由 pic.twitter.com/y1GvrPj8sM
— 赤祖父 (@akasofa_akasofu) 2018年1月20日
以上です。騙されたと思って300円分だけでも一回買ってみてください。それか園芸。