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グリッチという単語を使いこなせないコンプレックス

今回は自分にとって恥ずかしい話だ。

 

グリッチという単語がある。あるのだが、いつから一般的に使われているのか、自分は実はハッキリと把握していない。
自分の今現在把握しているグリッチという単語を日本語上で用いるケースはおもにふたつ、
「ゲーム等において、バグを利用した裏技」
「映像などが乱れる現象またはそのようなエフェクト」
を指す際に用いるようだ。

 

前者に関してはぼくらの世代だったら「裏技」「バグ技」でいいじゃんと思うのだが、それとはまた若干違うニュアンスが含まれているのだろうか。それともいつしか「発売」や「リリース」をかっこつけて「ローンチ」などと言うようになったみたいな時代の流行みたいなものだろうか。いずれにしてもそのあたりは恥ずかしながらよくわかっていない。

 

後者のグリッチ、あるいはグリッチノイズなどと言ったりする現象は、今のテレビはアナログ放送時と違って「砂嵐」が無いのでその代わりの現象といってもいい。環境や故障の問題などで映像が乱れたり、あるいは超常的な力、モニター(ブラウン管ね)から何やら不可解あるいは妖しげな様子が~~~な表現として用いられた砂嵐が今のテレビではそもそも無いよねということでこの表現が代わりに使われたりするようだ。地デジやネットの動画などだとブロックノイズのほうが馴染みはあるかもだけど。

 

グリッチということばを最初に意識したのは、あらいはまさんのブログの記事だ。それより以前にもどこかで目にしたりはしていたと思うが、「意識的に」グリッチということばを把握しようとしたのはこれが最初だったとハッキリ覚えている。もっというと、教わったと言っていい。この記事に学んだのだ。ありがとうありがとう。

 

araihama.hatenablog.com

 

araihama.hatenablog.com

 

(知らないことは一時の恥だが、知ったかぶりのほうがより恥というのもわかっているのであまり「ああ〜グリッチねはいはい、美味しいよねグリッチは」みたいにならないよう知らないものは知らないと言うようにも意識したい。ジジイになると変なプライドが邪魔をしてくるので)


で、ぼくが何かモノを例えたり表現するとき、このグリッチという現象を使いこなせるかというと、まったくその自信が無い。文章なり映像なりなんでもいいのだが、多分若い人ならこのグリッチやブロックノイズの表現をするところを自分だったら砂嵐とかファミコンのバグ停止とかそういう表現をきっと取ってしまう。なぜならそれが生きた体験と紐付いて感覚的に馴染みがあるし、またそこからアップデートできていないからだ。

 

開き直って相変わらず砂嵐と言い続けるのか、頑張って現代に後れを取らないようグリッチという表現を身につけるのか、それは自分次第だ。でも貞子も3D化したりYouTuber化したり現代に適応しているので自分もジジイだからと諦めずに色々吸収していきたいですね。

 

(おわり)