光景ワレズANNEX

赤いソファを知ってるか 青いソファを知ってるか

レジ袋を1枚だけサッと取るには、指に○○○○○しなさい

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20代後半くらいになると、基本的に手が乾いた状態になっているはずだ。潤いが無い。それが何だという話だが、しかし子供がいる人はわかると思うが子供は基本的に手が湿っている。iPhoneなんか触らせると必ず指紋やその他謎のベタツキを残す。もともと潤いのある手でずっとスマホを握っているからそうなるのだ。

 

話を戻すと、「ある程度の年齢になると手が乾く」、それはレジ袋を簡単に開けなくなったり取れなくなったりすることを意味する。ぼくも自分があのスーパーの買い物をレジ袋にしまい込むコーナーの湿った布巾みたいなやつを使う日がくるなんて思いもしなかったが、いつの間にかアレが置いてないスーパーがあったらぶっ飛ばしたくなるし、最近流行りのセルフレジでも入り口に売ってる有料レジ袋がそもそも1枚で掴めない、そこに布巾的なやつもないときて、これはマジで苦情の手紙を書こうと思っているくらい困っている。

 

ところで、小中学校くらいの頃、プリントを回すにあたって指を舐めるジジイ教師が必ずひとりはいただろう。子供の頃はなぜジジイが指を舐めるのか意味不明だったし、教師の唾液のなるべく薄まったプリントが当たることを皆祈っていたものだった。例えば教師が適当にプリントを掴み各自の席に配るスタイルだと完全に運だし、前から後ろに回せというパターンだと大体唾液の濃いプリントを避けて後ろに回したりした。しかし記憶している限り指舐めプリント配りの舐め配分はランダムな教師が多く、なかなかコントロールできなかった。

 

しかし、今なら充分に理解できる。指舐めの理由を。そして、舐めたくなるのだ。指を。

 

先に書いたセルフレジのレジ袋などは指を濡らすものがないので本当に困る。しかし、もうアラフォーとはいえ、まだ「指を舐めたら終わる」というプライドがある。どうするか。


ぼくが編み出した必殺技は、「指に向けてハァ~~~~~と熱い吐息をかける」である。舐めていない。舐めていない。ハァ~とやると、机に突っ伏して寝たときのような湿った呼気が指にかかる。これで若干、指が潤いを取り戻すのだ。これは特許を取りたいくらいの大発明だと思っているし、何なら『レジ袋を1枚だけサッと取るには、指にハァ~っとしなさい』という新書を書きたいくらいだ。(ただしタイトル以上のことは言えないので中身は関係無い生い立ちの話や対談などでページ数を稼ぐ必要がある)。指舐めジジイに堕ちるでもなく、かつスマートにレジ袋を1枚だけ掴む。もし同じようにお困りの方がいたら実践してみると良いだろう。

 

 

 

……という話を何となくの雑談で30歳オーバーの女性2名の前で話したところ、猛烈なダメだしを食らった。「ありえない、気持ち悪い」「実質、それは指を舐めているに等しい」などと言う。ではどうしているのかと問うと「そもそもあの布巾が気持ち悪くて触れない」だの「必死でカリカリして頑張って取る」だのとよくわからないことを言うではないか。努力で取れないから知恵を絞っているのに、しかも流石に自分も「自分の汗を触る」「股間をいじる」などという人としてどうかという案も無くはないが、それなら舐める方がましと考えて却下したくらいなのだ。結局具体的な案は聞けなかったので、彼女らはきっとコッソリ舐めているか、股間をいじっているのだと解釈した。


ところで皆様は指の摩擦力が足りないシーンではどうしているのだろう?