亀戸駅近くにあるサンストリート亀戸が、今年の3月末で閉鎖になるという。
家からそれほど遠いわけでもなく、かといって近いわけでもない。また目的もない。そんな感じで、何度も行ってそうで実は一度も行ったことがなかった。
そこにきてこの度の閉鎖の決定、加えて前々からラスポテトを食べてみたいと思っていた事も相まって、いよいよ行っておくべきと考えて出かけてきた。
JR総武線の亀戸駅から徒歩5分くらい。イオンモールの屋根の無いバージョン、あるいは地方のアウトレットモールのような複合商業施設である。
土曜日の昼時に行ったのだけど、この手の商業施設の割には空いていた。閉鎖の第一の理由はやっぱりそれほど流行らなくなってきちゃったからなのかな、と感じた。
(たまたまだったらごめんなさい)
でもこの適度な空き具合は逆に良い点に自分には感じた。人混みで座る場所もない、何を食べるにも並ぶ、みたいな状況が無くてとても快適。
敷地内は子供用のミニ電車みたいのが周回している。息子を連れて行ったが、テンションアゲアゲである。
(ただし乗るより見る派)
ラスポテトを食べる
さて、お目当てのラスポテトは先の参考記事にもあったがこの「ゆうめん」という屋台的なお店が提供している。ちなみに隣のクレープの屋台と中で繋がっていて、店員さんは一人で2店を掛け持ちしていた。ドラクエ4あたりでそんな武器防具屋があった気がする。
ラスポテトを揚げてもらう時間はだいたい5分くらいだった。三角の専用器具からラスポテトの素をウニョーンと油に投入、すぐに完成したようだった。多分油のあたたまる時間待ちだったのだろう。
はい、ラスポテト〜。
際限なく長いものが出てきたりするのが楽しい。味も「これこれ!」といった感じ。マクドナルドともモスバーガーともまた違う。というか、ラスポテトと意識して食べたのはこれが初めてだったのだが、絶対コレ食べたことがある。昔どこかで普通のフライドポテトだと思って食べてたものは実はラスポテトだったのだと思う。
口直しには、ストリート内の自販機に入っていたわざとらしいメロン味のメロンソーダをチョイス。メロンと堂々と言っておいてそのすぐ横に無果汁とまた堂々と書くそのダブスタ感に惚れる。
さみしい遊具エリアの良さ
ストリート内は決して閑散としてるというほどではないが、さみしいエリアもあったりするのが堪らない。
後述するが、ゲームコーナーは別途あってそちらはなかなか盛り上がっているが、こちらのエリアは本当にさみしい。でもそんな雰囲気が良かったりもする。
屋根の無いエリアにも簡単な遊具などがあり、子供もこれくらいで十分楽しんでくれる。
食事はSizzlerで!
昼食にはシズラーに入った。実は入店してメニューを見るまでずっとサイゼリヤだと思い込んでいた。saizeriyaとSizzlerって似てませんか似てませんかそうですか。
シズラーはサラダバー2000円の注文が必須となり、必然的に最低2000円のお支払いが必要になる。ただサラダバーと言ってもパンもパスタも小麦粉系もスープもあり、これだけで十分食事になる。メニューには2800円で「ステーキ(2000円のサラダバー込み)」とかあって、そう考えると高くはないのだけど、ステーキで2800円?! とだけ見ると流石にそこまで高級そうな店にも見えず腰が引けてしまうのも事実。サラダバーって名前、不適当すぎなのでやめたほうがいいと思いますけどね…。
色々モリモリあって、2000円でも高いとは思いません。ただこれでサラダバーなんていう言い方は謙遜しすぎ。橋本環奈が「私なんてブスだし…」と言ってるようなものです。いやちょっと違うか。
ちなみにぼくと同じくサイゼリヤと勘違いして入ってきた他のお客さんは帰ってしまった。サイゼリヤでも結局一人2000円くらいいくケースはよくあるけど、いきなり最低2000円と言われるか、ミラノ風ドリア300円と言われつつ結局2000円行くかでは消費者としては大分心持ちが変わってくるわけだ。
チョコレートファウンテンがあったので、生まれて初めてやってみた。チョコレートファウンテンと言いたいだけなのだが、このときぼくは初めてチョコレートをファウンテンしたのである。
チョコのファウントにマシュマロをインする様子です。
その他のお店など
ペットショップでは息子もプチ動物園代わりに興奮。ごめんなウチでは飼えないのよ……。
ゲームセンターにはプライズ系が充実。あと「段ボール遊園地」という幼児の遊ぶスペースがあった。段ボールの家……ではなく段ボールの船とかそういうものである。
運任せ系の簡単なものが結構揃っている。あとはプリクラ、メダルゲーや換金できないパチンコなどで、いわゆるビデオゲーム系は無かった。
前々からやりたかったナレルンダーを初体験した。マジでこれ恥ずかしい……。
ぼくも仮面ライダードライブにナレルンダー!
換金性のないパチンコやメダルゲーも充実。こうして亀戸のお子さんはギャンブルの魅力を覚えていくわけですね。
感想
上記のほかにも、ヤマダ電機やトイザらス、薬屋、服屋、ツタヤなども入っていて、なんで閉鎖になるのかよくわからない……と思ったら、そのくらいの浅い疑問の答えはネットにあるもので、元々が期限付きの暫定運用的な施設であるとのことであった。
今回初めて行ったが、子連れにはかなり最高の施設なのではと感じた。イオンモールのボロい版といえばそれまでだが(あと雨に弱そう)、特に都内でこれだけゆったりと子供を連れて回れる商業施設は希有ではないか。いや、そんなのだから閉鎖なんですよ、と言われたらそれまでだが……。
サンストリート亀戸の閉鎖は2016年3月31日。営業日も残り少なくなってきているので、気になった方は最後に是非足を運んでみていただきたい。